先日、70代の生徒さんとのレッスンでのこと。
いつものように、ピアノを用いた音感トレーニングからスタート。
この日はなんと一発クリア!すばらしい!
続いてリズム感のトレーニング、
こちらも詰まりながらもなんとか最後まで。
まだ少し、フレーズとフレーズの拍数が多すぎたり、少なすぎたり。
そこは、自主練で改めて確認してもらうことに。
ピアノとリズムの2つをクリアしたら、声を出していきます。
まずは、深呼吸。
この時期、寒いのでどうしても体が硬くなりがち。
それに伴って、知らないうちに呼吸も小さくなってしまいます。
深呼吸をしながら、肺を膨らませ、肺の周りの筋肉をストレッチ。
こうすることで、呼吸が大きくなり、しっかりと息が吸えるようになります。
呼吸の筋肉がほぐれたら、その息をそのまま使って歌っていきます。
おっ、なかなかいい調子ですね!
良い点はすかさずフィードバック。
逆に、悪い点は、後で少しずつ修正していきます。
歌ってもらう姿を観察しながら、今日やるべきメニューを考えます。
ボイトレは、壮大なウォーミングアップだと思ってます。
だから、レッスンの終わりに、最初より調子のいい状態に整えるのがトレーナーの役目だと思います。
調子のいい状態を意図的に作り出せるところにボイトレの価値があるのではないでしょうか。
話を戻して、呼吸の調整が終わったら、今度は歌に有利な筋力習慣のトレーニング。
声の響きを利用して、歌に必要な、しかし普段は使われていない筋肉に刺激を入れていきます。
筋肉は、使われないと固くなります。
反対に使ってあげると、少しずつ柔らかくなります。
響きを固定する位置を変えながら、順番に筋肉をほぐしていきます。
そして、ある部位に響きを固定したとき・・・。
生徒さんが、普段(今までのレッスン)よりもはるかに高いキーで歌い始めたのです!
初めは、聞いているこちらも、
(そのキーだとサビがキツイんじゃないかな~?)
と思っていました。
しかし、こちらの心配をよそに、多少天井に当たりながらも、ひっくり返ることもなくサビもクリア!
私「お~!いつもより高い声がでましたね!!すばらしい!」
生徒さん「ほんとですね~!なんか出ちゃいましたね~」
こんな瞬間に立ち会えるのが、トレーナーの醍醐味ですね。
それはいつ起きるか誰のも分からない。
でも、地道に続けている人には、必ず訪れる瞬間なのです。
何歳になっても、昨日の自分を超えていける。
なんてすばらしいのでしょう!
このボイトレに出会えて本当によかったです。

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